Fiume

Hyobodo, 2022

伝統的な日本の重箱を世界に向けてデザインを再考し、日本・京都にある表望堂によって制作されたFiume。日本文化である重箱は、特別な機会に食べ物を詰め、家族と食事を共有する時に使う重なった箱である。Hyobodo Fiumeは、京都の都市景観をコンセプトとし、重箱を考え直した。Fiumeの中の仕切りは、碁盤目の通りを鴨川が交差する京都の様式化された地図となっている。また、四つのパーツからできていることから四季を連想させる。Hyobodo Fiumeは、檜葉(ヒバ)の木を使い、手作りで作られている。角が丸い四角い形状で、手触りが良く、扱いやすい。赤または黒の漆の仕上げが伝統的な見た目と感じを保ち、青色の線が鮮やかさを加えている。日本文化である重箱を再考したHyobodo Fiumeは、ユーザーが自由に楽しく料理を詰め、その食事を皆で共有する特別な機会にする。

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